子ども報恩講にて流しそうめん

今年も夏休み恒例の「子ども報恩講」を7月26日(日)に行いました。

午後3時よりお勤め。住職さんのお話をうかがった後は、今年が初めての試みの「流しそうめん」の始まり始まり…。

 

連日の酷暑の中でしたが、夕方になると本堂の影が境内を覆い、風もそよぎ、涼やかに青竹を流れるそうめんに子どもたちは大興奮!

青竹の上流前を陣取ってそうめんを食べ続ける子、時折流れるミニトマトやパイン、ミカンを大声で取り合う子、下流で「こっちにこないよ~」とふくれる子。子どもたちの歓声が境内にこだまし、見ていた大人たちも、子どもたちの微笑ましい姿に笑いが飛び交いました。

 

予想に反して、準備した50人分のそうめんは22人の子供たちに食べつくされ、大人たちには申し訳程度しか回ってきませんでした。「普段うちでは そうめん なんてそんなに食べないのにねぇ~。」「トマトなんて嫌いだ!って口にもしないのに。」とお母さん方もびっくり。大勢で賑やかにいただく そうめん は別物なんでしょうね。

 

今回の「流しそうめん」ですが、ご協力いただいた方々のご尽力なしでは行えなかったのは言うまでもありません。

 

第一に、青竹で樋をつくり、うまく流れるように設置して下さった森本棟梁父子。事前にリハーサルまでして下さいました。

次に、本当に暑い厨房で、これまた熱い釜で そうめん をゆでて下さった婦人会や総代婦人の方々。熱中症にならないか心配でしたが、その手際の良さはさすがでした。

最後に、「流しそうめん」最中にご協力いただいた総代さんや子ども会のお母さん方。青竹の上流では水と麺を流し、下流では流れ落ちる麺をザルで受けたり水はけを考慮したり、と忙しく立ち回って下さいました。

皆さん本当にご苦労様、お疲れ様でした。そしてありがとうございました。

 

最近「地域で子育て」という言葉をよく耳にします。

「子育ては親育て」というのと同じように、地域で子育てをするということは、反対に大人や地域が育てられていくということなのかもしれません。

兎にも角にも、子どもたちの笑顔が一番のご馳走でした。